WORKS
サッシ・雨戸 / 堺市中区
築50年で劣化している外部を直したい
・焼板張替え
・窓サッシ取替え
大工の腕、スピード、段取りの良さ
工事期間:4日
築年数:50年
施工前
築約50年で時代を感じる建物です。
一部の増築部分は2階建てですが、大部分は贅沢な平屋です。
50年の風雨にさらされて、外壁の焼板が乾燥し、板と板との間に大きな隙間が出来て
土壁が露出している状態です。
勝手口の扉は木製で雨ざらしです。さらに、鍵が無いという建具です。
一昔は玄関に鍵を掛けることなく、家を空けることもありましたが、現代では空き巣の餌食です(-_-;)
施工後
お客様からは、外観が引き締まって、これから50年は保ちそう(^_^) とお喜びの声を頂きました
建具は木製
玄関、掃き出し、窓、勝手口
ガラスはシングルの数ミリしかありません
石油ファンヒーターをお使いですが「結露はどうですか?」の質問には
隙間風が入ってくるので、しないという答えが返ってきました(-_-;)
夏は涼しくて何年もエアコンを使用していないとのことです。
身体的には慣れもあるのかもしれませんが、冬の寒さには厳しい環境です。
夏を主として建てられています。
今では珍しい建物。伝統工法になるのかな
違う観点から少し思うと、このような住宅を建てられる大工さんは今は何人いるのか工務店としては不安になります。
新築で建てることはなくても、増築や改造するとなると、建売大工やプレカット工法に慣れている大工さんでは
太刀打ちできない代物です。
施工経過
工事が始まりました。
はじめに現在の焼き板を撤去します。劣化した下地も取替えます
綺麗な土壁が出てきました。土壁自体には劣化が見当たりません。綺麗なものです
焼き板を撤去した後は、木製サッシを撤去して新しいサッシを取付けます
最先端とはいかないまでも
『LIXIL サーモスX アルミ樹脂複合サッシュ 複層ガラス Low-e アルゴンガス入り』
このぐらいは現在の基本性能として、新築、リフォームには使用しなければ!
勝手口扉が取付けられました。焼き杉に馴染んでいます
鍵も2箇所有ります。レバーハンドルです
このタイプは採風ドアと行って網戸が組み込まれています。便利ですね
掃き出しにも新しいサッシが取付けられました
あまり開け閉めしないということで2枚の引違いを選択しました
雨戸は3枚です
完成です。
かっこよくなりました。
10年前には瓦の葺き替えもさせて頂きましたので、外観はもの凄く引き締まって見えます
とても50年の月日が経っているとは思いません
最近の建物に比べてメンテナンス回数が少なくても軽く数十年保ちます
このような日本住宅を続けて維持管理させて頂いて感謝いたします
N様、ご紹介者のN様、いつもありがとうございます
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